18 使用教材

『いろどり 生活の日本語』を使用

日本北方実業株式会社日本語文化研修センターでは、『いろどり 生活の日本語』を中心教材として使用します。
『いろどり 生活の日本語』とは?

『いろどり 生活の日本語』は、外国の人が日本で生活や仕事をする際に必要となる、基礎的な日本語のコミュニケーション力を身につけるための教材です。「いろどり」には、「色をつける」という基本的な意味から派生して、「物事の様子や姿、形に変化を与え、美しさやおもしろみを増す」という意味もあります。日本での毎日が、隣人や同僚など身の回りの人たちとの会話や交流を通じて彩り(いろどり)豊かなものになることを願い、それを言葉やコミュニケーションの面からお手伝いしたいという想いを込めて、このタイトルをつけました。
これから日本に来る人は、来日までに「できる」ようになったほうがいいことを学ぶために、すでに日本で生活している人は、自身の日本語力を確認し、さらに「できる」ことを増やすために、それぞれの目的に応じてご利用いただけます。

この教材の特徴:日本の生活場面で「できる」ことを増やします。

『いろどり 生活の日本語』は、日本で生活する人のための日本語教材です。日本で働いたり、買い物をしたり、遊びに行ったり、食事をしたり、ほかの人と交流したりなど、日本の生活のさまざまな場面で必要となる日本語を学びます。

この教材では、日本での生活の中で、日本語を使って実際の場面で「できる」ことを増やすことを学習目標にしています。この、「どんな場面で何ができるか」を、「Can-do」と呼びます。Can-doを目標とした学習により、日本での生活に必要なコミュニケーション力を身につけることを目指します。
A1~B1レベルの日本語を身につけます。

『いろどり』は、「入門(A1)」「初級1(A2)」「初級2(A2)」「初中級(A2/B1)」の4部からできています。「入門」は、「JF日本語教育スタンダード」(※)のA1レベル、「初級1」「初級2」はA2レベル、「初中級」はA2と B1レベルの活動で構成されています。A1は、あいさつをしたり、覚えた表現を使ってごく簡単なコミュニケーションをしたりすることができるレベル、A2は、身近な話題なら、短い基本的な日常会話ができるレベル、 B1は身近な話題や、自分の関心のある話題について、まとまりのある話をしたり、ある程度くわしく説明したりすることができるレベルです。『いろどり』の4部を通して、日本語をはじめて勉強する人が、日本で生活する上で困らないレベルまで到達することが可能です。

「JF生活日本語Can-do」などにもとづいています。
国際交流基金は、「JF生活日本語Can-do」を2019年に発表しました。これは、「特定技能」の資格等で来日した日本語を母語としない外国人が、日本での生活場面で求められる基礎的な日本語コミュニケーション力を、Can-doで記述したものです。『いろどり』は、この「JF生活日本語Can-do」などにもとづいて学習目標を設定していますので、この教材で勉強すれば、日本での生活で必要となるコミュニケーション力を身につけることができます。また、この資格での来日を目指す人の来日前の学習や、この能力を測る「国際交流基金日本語基礎テスト(JFT-Basic)」のための準備としても使うことができます。

豊富な音声やレアリア(実物教材)を使って、実践的な日本語を学びます

『いろどり』では、音声のインプットを重視しています。日本語が実際の場面で使えるようになるためには、たくさんの日本語を聞くことが大切だからです。そのため、音声ファイルを豊富に用意してあります。また、読んだり書いたりするための素材には、日本の生活で実際に使われているもの(レアリア)や、それを再現したものを使っていますので、日本での実際の場面に近い状況で、日本語を練習できます。以上を通じて、すぐに使える実践的な日本語を学ぶことができます。

生活に密着したさまざまなトピックがあります。

『いろどり』は、トピックにもとづいて構成されています。それぞれの課では、日本での生活に関連するさまざまなトピックが取り上げられています。日本語という言語を学ぶだけではなく、日本の生活や文化にも触れられるよう、日本の日常生活や日本事情に関係するさまざまなことがらを題材として積極的に取り上げています。また、日本の生活に役立つコーナーもあります。文法や漢字などの言語知識もしっかり学べます。

この教材の目標は、実際のコミュニケーションにおいて日本語が使えるようになることなので、文法、語彙、漢字などを覚えること自体が目標ではありません。しかし、こうした要素は、Can-doを達成するために必要な要素として、文脈のあるコミュニケーションの中で、しっかり学べるようになっています。一般の初級の日本語教材で扱われている文法、語彙、漢字の多くは、『いろどり』にも入っています。
ウェブサイトから無料でダウンロードできます。

『いろどり』は、ウェブサイトで提供しますので、世界のどこからでも、無料でダウンロードすることができます。本冊はPDFファイルとして提供されますので、印刷して使うこともできますし、タブレットやスマホに入れて見ることもできます。音声は、サイトからダウンロードして聞くほか、ストリーミングでの再生にも対応しています。

『まるごと』と緩やかに関連づけられています。

『いろどり』のトピックや、各課で扱われる文法項目は、国際交流基金が制作した海外の学習者のための日本語コースブック『まるごと 日本のことばと文化』と、緩やかに関連しています。そのため、『いろどり』と『まるごと』を併用して使ったり、『いろどり』の学習の補助として『まるごと』の一部を使ったり、『まるごと』のウェブサイトを『いろどり』の学習に使ったりすることができます。

各国語版が豊富に用意されています。

活動のCan-doや指示文、ことばが各国語に翻訳された各国語版をダウンロードすることができます。文法ノートの解説や日本の生活TIPSも、各国語訳で読むことができます。2026年3月現在、20言語に翻訳されています。

コミュニケーションと文化理解を通じて、人と人との相互理解を目指します。

『いろどり』を使った学習が最終的に目指すものは、人と人との「相互理解」です。これは、『いろどり』のもとになった、JF日本語教育スタンダードの基本理念でもあります。『いろどり』を使って身につけた日本語でのコミュニケーションと文化理解を通じて、日本で新たに生活を始める人と、すでに日本に住んでいる人とが、お互いに自己を表現し、よく知り合い、交流していくことが、「相互理解」に繋がります。

19 1回の授業モデル(90分構成)

 
90分で「理解する」から「使える」まで
授業は、『いろどり 生活の日本語』のCan-do達成型アプローチをもとに、理解・練習・実践・振り返りまでを1回の授業の中で行います。

0〜10分|ウォーミングアップ・前回の復習
写真や実物教材などを使いながら、その日のテーマに入っていきます。
前回学んだ表現も簡単に確認し、自然に日本語モードへ切り替えていきます。

10〜35分|インプット・聴解理解
音声教材などを使い、「誰が・どこで・何をしているのか」といった場面や文脈を理解します。
単語や文法だけではなく、実際に日本語が使われる状況を意識しながら学びます。

35〜55分|気づき・パターン練習
会話の中から重要な表現や文型を確認します。
シャドーイングやペア練習などを通して、覚えた表現を実際に口に出しながら身につけていきます。

55〜80分|実践タスク
ロールプレイや会話練習などを行い、その日に学んだ日本語を実際の場面を想定して使います。
「日本語を知っている」だけではなく、「日本語を使ってできる」ことを増やす時間です。

80〜90分|生活・文化学習・振り返り
日本の生活や文化について学びながら、その日の授業内容を振り返ります。
最後にCan-doチェックを行い、「今日、日本語で何ができるようになったか」を確認します。

学ぶだけで終わらない授業

90分の授業の中で、
聞く → 理解する → 練習する → 実際に使う → 振り返る
という流れを繰り返すことで、日本での生活に役立つ実践的な日本語力を身につけていきます。

20 短期日本語文化体験の実績

北海道で、日本語と日本文化を実際に体験

日本語文化研修センターでは、短期日本語研修と北海道での文化・生活体験を組み合わせたプログラムを実施しています。

教室で日本語を学ぶだけではなく、実際に北海道を訪れ、日本の文化や地域での暮らしに触れることで、日本語をより身近に感じられる研修を目指しています。

団体での研修にも対応

個人での参加だけでなく、グループでの短期研修や文化体験にも対応しています。

参加者の日本語レベルや研修目的に合わせ、日本語学習と文化体験を組み合わせたプログラムをご案内します。

21 修了証

研修修了証を発行

日本語文化研修センターでは、所定の研修を修了し、規定の出席率95%以上を満たした受講生に、当センター独自の修了証を発行します。

学びの成果をかたちに
修了証は、日本語学習や文化体験を含む研修プログラムに参加し、所定の条件を満たして修了したことを証明するものです。

北海道・札幌で学んだ経験を振り返る記念として、また今後の学習を続けるための一つの節目としてお渡しします。

修了証発行の条件
出席率95%以上
所定の研修日程に参加し、規定の出席率を満たした受講生が対象となります。

ご注意
本修了証は、日本語能力試験(JLPT)の合格証明書ではありません。日本語文化研修センターが独自に発行する、研修プログラムの修了証です。

23 日本語能力試験

 
日本語能力を測る世界共通の試験
日本語能力試験(JLPT)は、日本語を母語としない方を対象に、日本語能力を測定・認定する試験です。
国際交流基金と日本国際教育支援協会により実施されています。


N5からN1までの5段階
日本語能力試験には、N1・N2・N3・N4・N5の5つのレベルがあります。

N5|基本的な日本語をある程度理解できる ひらがな・カタカナや基本的な漢字を使った文章を読み、ゆっくりとした短い会話から必要な情報を聞き取ることができるレベルです。

N4|基本的な日本語を理解できる 身近な話題についての文章を読み、日常的な場面でゆっくり話される会話を理解できるレベルです。

N3|日常的な日本語をある程度理解できる 日常的な文章や会話の内容を、ある程度理解できるレベルです。

N2|幅広い場面の日本語をある程度理解できる日常生活に加え、新聞・雑誌の記事や自然に近いスピードの会話など、より幅広い日本語を理解できるレベルです。

N1|幅広い場面で使われる日本語を理解できる 複雑な文章やニュース、講義などを含め、高度な日本語を理解できるレベルです。

「知識」だけでなく、日本語を理解する力を測定

JLPTでは、文字・語彙・文法などの言語知識に加え、読解・聴解を通して総合的な日本語コミュニケーション能力を測定します。

試験はマークシート方式で行われ、会話や作文を直接評価する試験科目はありません。
自分の日本語レベルを知る目安に JLPTの結果は、日本語学習の成果を確認する一つの指標として活用できます。

各レベルの合格者が「日本語を使ってどのようなことができるか」をイメージするためのレベル別Can-doリストも提供されています。

試験日程について
日本語能力試験は、年度ごとに試験日・申込期間が設定されています。
受験を希望する方は、最新の試験日程、申込期間、試験会場などを日本語能力試験(JLPT)公式情報でご確認ください。

22 お問合せ

 
日本北方実業株式会社
日本語文化研修センター

住所:〒063-0002 北海道札幌市西区山の手 2 条 12 丁目 11-38 山の手 CITY BLD 2F
TEL:011-676-5561
FAX :011-590-0936
携帯:090-3684-3992 (日本)
   185-1307-3955 (中国)
E- mail:jlctc@north-japan.com
URL https://north-japan.com/
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